2010年03月13日

1月、2月の映画感想

1月と2月に観た映画は7本。その感想を。

『カールじいさんの空飛ぶ家』
 二回目の鑑賞なので、今回は感想は割愛します。

『キャピタリズム 〜マネーは踊る〜』  35点
監督自身が理解していない題材を作品にすると、ロクなものにならないという見本。
まぁ、マネーの世界を全て理解している人は誰もいない、というのも真理かもしれない。
それにしたってリサーチ不足。だから情緒的な方向に逃げている。マイケル・ムーアもこのまま錆びついてしまうのかなぁ…

『アバター』 65点
確かに映像は凄いです。
ただ、話の内容や展開がベタ過ぎて2時間超の上映時間に見合わない感じがします。
個人的には内容の薄さを映像でカバーしている印象を受けます。
また、私が眼鏡ユーザーなのかもしれませんが、3D映画の必要性を感じないんですよね。

今後、映像だけではなく、内容も問われてくるとは思うのですが、逆に内容が優れていれば、3D映像かどうかは重要でなくなってくると思うんですよね。「絶対3Dでないといけない不朽の名作」が出てくるか?、と考えると懐疑的にならざるを得ません。

『誰がため』 70点
ナチス占領下のレジスタンス活動を描いたデンマーク映画です。
レジスタンス活動というと、英雄的行為というイメージがありますが、この作品は、その崇高な志とはうらはらに情報を遮断され視野狭窄のまま、指導者の政敵暗殺に利用される組織の末端の悲哀が描かれていて、ある意味ショッキングです。
物語後半は、裏切りや密告に翻弄される日々を丁寧に描いています。
切ない秀作だと思います。

『カティンの森』  90点
捕虜虐殺という戦争犯罪はもちろん、言論統制の恐ろしさを痛感する作品です。
プロパガンダの為には自らの戦争犯罪ですら利用する。
遺族の感情を踏みにじるどころか利用すらする。
その結果として親族や旧友の絆を引き裂いてしまう。
国家とは何の為にあるのだろうか? と深く考えさせる作品です。

淡々と進むラストシーン、無音のエンドロール。
後から心にずっしりときます。
娯楽作品ではありません。しかし、観なければならない作品。私はそう思います。

『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』 70点
スウェーデンのベストセラー小説の映画化作品。
ジャンルとしては推理アクション映画になりますが、ハリウッドの同ジャンル作品と比べて、演出が少しバタ臭い感は否めません。
とは言え、未解決事件の謎を説き明かしていくくだりは、愉しくて堪らないものがありました。
あと、ヒロインのリスベット。今までにない強烈なヒロイン像で、この作品の魅力を倍増させています。ただ、好き嫌いは極端に分かれると思います。その意味では(万人受けする事が条件になる)ハリウッド映画でなくて良かったのかもしれません。

正直、続編は公開されないだろうなぁ、と思っていたのですが、公開決定との事。今から楽しみです。

『ゴールデンスランバー』 65点
第一印象は非常に贅沢なキャスティングという事。(岩松了なんか声だけ)
また、個々の俳優がいい味を出しているので安心して観る事が出来ます。
ただ、視点がそれぞれの登場人物というミクロな視点で構成されているので、事件の全体像は最後まで見えてきません。そういったハリウッド的展開を期待していた人は肩透かしに終わるかもしれません。

でも、私はこれで良かったと思います。好みだし。
posted by TARGET at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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