2010年04月06日

3月の映画感想

3月に観た映画は5本。その感想を。

『涼宮ハルヒの消失』 45点
 話の内容等については、面白いし、SFとしてもしっかりしていると思います。
 しかし、映画的にどうか? というと個人的には疑問ですね。映像のほとんどが定点カメラで撮った様な感じでカメラワークが無く、カット割りでごまかしている印象を受けます。
 また、主人公のモノローグで作品を進行するのですが、それが2時間超断続的に続くのは流石に辛い。映画の構成としてどうなん? と、正直思いますね。
そもそも、映像化には不向きな作品ではないでしょうか。


『Dr.パルナサスの鏡』 60点
 いかにもテリー・ギリアムらしい映画。最近の作品が迷走気味だったのを考えると原点回帰ともいえるでしょう。
 ただ、年齢に比例してヒネクレ度が増している(元々ヒネクレていたのでたちが悪い)うえに、愚痴っぽい。俳優目当てで観に行ったギリアム初心者には厳しいでしょうね。


『インビクタス/負けざる者たち』 65点
 モーガン・フリーマン扮するネルソン・マンデラに圧倒されます。ただ、話がサクサクと進むせいか、アッサリとした印象を受けますね。
また、映画からはオールブラックスの凄さが伝わってきません。なので当時、スプリングボックスがW杯で優勝することが、いかに困難であったのかも伝わりにくいものになっています。そこが非常に残念です。
(余談ですが、当時のオールブラックスは本当に強かった。サッカーでいうとブラジルの二乗位かな?)


『東のエデン U Paradise Lost』 30点
 前作で拡げた風呂敷を畳む為の作品。しかし、TVシリーズから続いてきた物語を畳むには余りにも乱暴な畳み方で、「おいおい、それはないやろ」という感じ。
 一本の映画に纏めて練り込んだ方が良かったのではないでしょうか?
これならば、同じ監督の『攻殻機動隊S.A.C』の「笑い男」エピソードの方が丁寧に作りでしたね。同様の結論に至っているだけに残念です。


『渇き』 75点
 いまどき『純愛』とセットになっている吸血鬼もので『魔性の女』を撮るとは、流石パク・チャヌク、侮りがたし。
 魔性の女とそれに魅入られ堕ちていく男。二人の依存関係を彼ならではの感性で描写しています。
ただ、彼の作品特有の尖んがった感じは、今回控え目になりましたね。
 あと、「魔性の女」役のキム・オクビンの存在感が凄い。この監督、女優のネガティブな魅力を引き出すのが本当に上手い。ソン・ガンホは貧乏くじを引いたかなぁ。
posted by TARGET at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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