2008年07月20日

『ユゴ 大統領有故』を観る(1/21)

【あらすじ】
 1979年、軍人出身の大統領独裁下の韓国。
大統領には三人の腹心の部下がいた。

 軍をも掌握しかねない傲慢不遜のチャ大統領警護室長
 政界では隠然たる勢力を持ちながらも調整力のないヤン大統領秘書室長
 肝臓の病気と慢性的な疲労に苦しんでいるキム韓国中央情報部(KCIA)部長

 大統領の忠誠心争いを繰り広げる三人のパワーゲームは、この頃既に発火点を超えていたのである。

 10月26日。キム部長は大統領から、今夜“大行事”−大統領と腹心の部下による晩餐会−を開きたいという知らせを受ける。
キム部長は部下のミン大佐とチュ課長に接待の女性を二人用意する指令とは別に、軍参謀総長も夕食に招待する事を命じる。場所は大行事が開かれる宮井洞。
参謀総長を味方に引き込めば、大規模なクーデターも可能だ。キム部長は大統領の暗殺を考えていた‥‥。
(オフィシャルサイトはこちら

【監督】イム・サンス
【出演】ハン・ソッキュ ペク・ユンシク ソン・ジェホ
    キム・ウンス チョン・ウォンジュン クォン・ビョンギル


【評点】40点
 1979年の朴正煕大統領暗殺事件を下敷きにした作品です。
なぜ、「下敷きにした」と書いているのかというと、実際の事件の関係人物と作品の登場人物との名前は違うし、なにより作中では朴正煕の名前が一切出てこない。実名を出すと何かと問題があるのでしょう。監督の苦労が忍ばれます。

 ただ、大統領暗殺に至る緊張感の高まりの凄さと、それ以降のコミカルにすら見えてしまうドタバタっぷり(実際、かなりドタバタしていた様ですが)に違和感を覚えてしまいます。
これは、この事件が未だ「歴史」ではない韓国(故にこういう演出手法をとらざるを得ない)と、既に「歴史」になってしまった日本との、受け止め方の違いなんでしょうか?
 あと、大統領暗殺当日に焦点を絞っている為、大統領と側近達の人間関係や、暗殺を決意するまでの経緯が大変解りにくい。
あくまでこの事件を知っている事前提の作品の様に思います。
 細かい事を言うと、エピローグのナレーションは不自然で減点。テロップで十分だと個人的には思います。

 大統領暗殺事件や、この時代の世相に興味がある方は満足できるかもしれませんが、そうでない方には、ちょっと‥‥、という作品です。
posted by TARGET at 10:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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