2006年03月22日

『シリアナ』を観る(3/18)

【あらすじ】
 CIA諜報員ボブは、息子の進学を機に、キャリアに終止符を打とうと決心する…。一方、一流法律事務所の弁護士ベネットは、アメリカの巨大石油会社の合併調査を依頼される。又、ジュネーブ在住の石油アナリスト・ブライアンは、ある事件をきっかけに石油王の王子ナシールの相談役となる。そしてパキスタン人のワシームは、母国を離れ中東の油田で働いているが、過酷な労働と人間以下の生活に希望を失いかける。
 なにも関連性のない様に見える4つの出来事。しかし、石油産業が支配する巨大で複雑なシステムの中で渦巻く陰謀にそれぞれの立場で小さな役割を果たしていく・・・。
(goo映画より引用 オフィシャルHPはこちら

【監督・脚本】スティーブン・ギャガン
【出演】ジョージ・クルーニー マット・デイモン ジェフリー・ライト
    クリス・クーパー アレクサンダー・シディグ

【感想】
 CIAとかアメリカの国家陰謀とかに少し興味のある私ですが、正直なところ、話についていくのに四苦八苦しました。なにしろ、マクロな国際情勢の説明を知っているものとして説明が一切ないのですから。興味のある私ですらこれですから、予備知識の無い人が観たら訳が解らない作品になるのは当然で、そういう意味では観客に不親切な作品と言えるでしょう。これから見に行こうとする人はまず、予習すること(パンフレットを買って相関図と鳥越俊太郎のコラムを読む)をお勧めします。
 ただ、予習が必要な事を踏まえたうえで観たとしても、作品の前半部分はけっこう退屈です。4つのエピソードの切り替え方に難があるのか、それともエピソードの構成そのものに難があるのか。なので、ここで投げ出してしまう人は多いでしょうね。
 しかし、個々のエピソードが繋がりだし始めると、これが俄然面白くなります。もともとそういった類の爽快感が私は好きですから。

 で、この作品のテーマなのですが、

「国益とは、大部分が一部の者の利益であり、我々はその残滓に預かっているに過ぎない」
「その国益の為に国家は何でもする」
「その結果、不幸な人間が沢山出る。その人達も足掻こうとするが、大きな力の前には小さな傷すら与える事もできない」


 といったところでしょうか。これを踏まえて国益を追求する事を是とするか否とするかは各々の考えですが、少なくとも私はカウボーイ大統領の為に何かやりたくはないですね。

 でも、なんかむなしいなぁ・・・

【評点】70点
 前半部を乗り切ると後半面白くなるので、予習さえすればいい作品だと思います。ただ、それが大変なんだよね
 
posted by TARGET at 00:16| Comment(0) | TrackBack(4) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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