2006年08月27日

『時をかける少女』を観る(8/26・暫定版)

【原作】筒井康隆
【監督】細田守
【脚本】奥寺佐渡子
【声の出演】仲里依紗 石田卓也 板倉光隆 原沙知絵
(オフィシャルHPはこちら


【評点】75点
 観終わった直後の感想は「いいなぁ」。
 話の破綻が起こりそう(特に物語後半)で、最後まで起こらなかった(もしくは見せなかった)よく練られた脚本。
 『タイムリープ』という事象がなければ、ごく普通の青春の一部を切り取った感じの日常と、『タイムリープ』という非日常。相容れない2つの風景を違和感なく組み合わせていくという絶妙な演出。
 そして、ラストに向かって自然にストーリーを収束させていく素晴らしさ。
 最近の日本アニメ作品が失ってしまったものが、この作品にはあると私は思います。ここ数年観た日本アニメ映画の中でトップクラスに入る出来でしょう。

 個人的には、原作や大林宣彦版『時をかける少女』(もう20年以上前になるんですね)の系譜をきちんと踏襲しているのが、とても嬉しい
 そして系譜を踏襲しているからこそ、この作品における芳山和子の存在が生きてくる。この物語は紺野真琴の物語であると同時に芳山和子の物語でもあると私は思っています。
 芳山和子が、ここに至るまでの過程に想いを馳せる、これは大林宣彦版『時をかける少女』を原体験に持つ者の特権ですね。そして、この事を可能にしてくれた細田監督に拍手。

 でも、それだからこそ、芳山和子は原田知世に演じて欲しかったなぁ。
タグ:映画 アニメ
posted by TARGET at 11:54| Comment(0) | TrackBack(2) | 映画の感想(暫定版) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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