2008年01月19日

『ストレンヂア 無皇刃譚』を観る(2007/10/5)

【あらすじ】
 時は戦国−。
 夜の山道を逃げる足音。犬、少年、そして僧侶。
「祥庵さん!」
「赤池の国、白土の万覚寺を目指せ」
暗闇に浮かび上がる、炎に包まれた寺。

 雨の降る渓谷。細道を異様な集団が進む。先頭の武士が唐言葉で話しかける。
「あの尾根を越えればわが国です」
突然、野伏りの襲撃を受ける一行。一行の中から飛び出す大柄の男。
「あの程度の人数、羅狼様一人で十分だ」
一瞬にして野伏りを殲滅した羅狼は呟く。
「この国には、この程度の奴しかおらんのか」

 海辺の寒村。漁民の家の食べ物を盗み出す少年。
「飛丸、今日はごちそうだぞ」
山腹にある荒れ寺に向かって走る少年と犬、飛丸。

 荒れ寺に入ると浪人風の男が寝ていた。動じない浪人にいらつく少年。そこに現れる武士たち。
「われは御領主様配下の者である」
飛丸が武士を撃退するが、異装の男が匕首(ひしゅ)を投げてくる。異装の男・金亥は分銅の付いた鉄鞭を自在に操り、浪人と対峙。劣勢の浪人をかばった飛丸の背を匕首がかすめる。浪人がようやく金亥を倒すが、飛丸も倒れる。匕首には毒が塗られていた。苦しむ飛丸を見て少年は叫ぶ。
「飛丸の命を助けてオイラたちを白土の万覚寺に連れて行けばこいつをくれてやる!」
少年の手には緑の宝玉があった。

 赤池城。家臣の虎杖将監が異装の集団との交渉を領主に報告する。
「急ぐ訳があるのでしょうが、尋ねても教えてくれませぬ」
異装の集団は明国の家臣だった。
(オフィシャルサイトはこちら


【監督】安藤真裕
【声の出演】長瀬智也 知念侑李 竹中直人 山寺宏一


【評点】60点
 アクション、というより剣戟かな? まぁ、とにかく監督が「この部分がメイン」と言うだけあって、剣戟シーンは、なかなかのものがあります。
といっても、最近流行りのワイヤーワーク的な派手さよりも力強さを感じます。それが作品にあってますね。
そう、いかにもチャンバラという感じ
その反面、ひとりの達人が何十人もの敵を斬り伏せるといった、言わば一騎当千みたいな感じはないですね。むしろ、物量に蹂躙されるシーンがあったりします。そこらへんはリアル指向なんでしょう。
(ちなみに、主人公の“名無し”の相手は、多くて5人程度だったかと)

 剣戟シーンの出来の良さの反面、その間に挟まったドラマ部分はいまひとつ。特に“名無し”と仔太郎が旅をするにつれ、醸成されるであろう信頼関係の演出に弱さを感じます。
あと、サブキャラクターの人間模様のひとつひとつをとればいい話なんですが、ちょっと盛り込みすぎ。おかげで、肝心の主人公達がぼやけてしまった感があります。

 “声優”長瀬智也については、可もなく不可もなくといった感じ。ただ、叫び等セリフ以外の演技については、やっぱり‥‥、ですね。
アクションを堪能する為に観るならともかく、彼目当ての人には、あまりお勧めしません。
posted by TARGET at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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