2010年05月10日

4月の映画感想

 4月に観た映画は4本。今月は豊作でした。

ハートロッカー』 85点
 爆弾処理班の活動を描いた作品ですが、

 全編緊張感の塊

 の様な作品です。
 決して歓迎されていないイラクで、武装勢力の仕掛けた爆弾を処理する日々を送っていくうちに、「周りに敵が潜んでのでは?」という疑心暗鬼で心が苛まれる様を皮膚感覚で感じる事が出来る、そんな作品です。
 ラストシーンでの主人公の行動も、心が苛まれた結果、ああなったのではないか? と個人的には思います。
 ところで、アカデミー賞を受賞した時に、
「本命『アバター』を破って・・・」という類の報道がありましたが、ピント外れもいいところでしたね。


イヴの時間 劇場版』 75点
 全6話のWEBアニメを再編集した作品。元々のWEBアニメが良作という事もありますが、再編集のやり方が非常に上手いと思いました。
 また、日本の映像作品として『ロボット三原則』を前面に押し出した作品は初めてだと記憶していますし、それが成功している。
それだけでも、価値ある作品だと思います。
 それと、『涼宮ハルヒの消失』の時に「映画的ではない」という話をしましたが、この作品は逆に非常に「映画的」。WEBアニメ版も観ているのですが、今回の劇場版で再確認というより新発見でした。


アイガー北壁』 70点
 ナチスドイツ時代のアイガー北壁登攀競争を描いた作品。
しかし、ナチスドイツの影が出てくるのは最初のうちだけ。アイガー北壁の登攀の苛烈さに目を奪われ、それをお祭り騒ぎで見物している傍観者達に怒りすら覚えつつ、自らもまた傍観者である事に自己嫌悪する、そんな作品です。


第9地区』 80点
 「異星人=難民」という図式は新鮮でしたね。異星人のフォルムがグロテスクではありますが、最後の方では愛着すら湧いてきます。逆に愛着が湧かない人には不向きですね。
 あと、『アバター』みたく説教臭くないのもいい。
 個人的にはこちらを推します。
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2010年04月06日

3月の映画感想

3月に観た映画は5本。その感想を。

『涼宮ハルヒの消失』 45点
 話の内容等については、面白いし、SFとしてもしっかりしていると思います。
 しかし、映画的にどうか? というと個人的には疑問ですね。映像のほとんどが定点カメラで撮った様な感じでカメラワークが無く、カット割りでごまかしている印象を受けます。
 また、主人公のモノローグで作品を進行するのですが、それが2時間超断続的に続くのは流石に辛い。映画の構成としてどうなん? と、正直思いますね。
そもそも、映像化には不向きな作品ではないでしょうか。


『Dr.パルナサスの鏡』 60点
 いかにもテリー・ギリアムらしい映画。最近の作品が迷走気味だったのを考えると原点回帰ともいえるでしょう。
 ただ、年齢に比例してヒネクレ度が増している(元々ヒネクレていたのでたちが悪い)うえに、愚痴っぽい。俳優目当てで観に行ったギリアム初心者には厳しいでしょうね。


『インビクタス/負けざる者たち』 65点
 モーガン・フリーマン扮するネルソン・マンデラに圧倒されます。ただ、話がサクサクと進むせいか、アッサリとした印象を受けますね。
また、映画からはオールブラックスの凄さが伝わってきません。なので当時、スプリングボックスがW杯で優勝することが、いかに困難であったのかも伝わりにくいものになっています。そこが非常に残念です。
(余談ですが、当時のオールブラックスは本当に強かった。サッカーでいうとブラジルの二乗位かな?)


『東のエデン U Paradise Lost』 30点
 前作で拡げた風呂敷を畳む為の作品。しかし、TVシリーズから続いてきた物語を畳むには余りにも乱暴な畳み方で、「おいおい、それはないやろ」という感じ。
 一本の映画に纏めて練り込んだ方が良かったのではないでしょうか?
これならば、同じ監督の『攻殻機動隊S.A.C』の「笑い男」エピソードの方が丁寧に作りでしたね。同様の結論に至っているだけに残念です。


『渇き』 75点
 いまどき『純愛』とセットになっている吸血鬼もので『魔性の女』を撮るとは、流石パク・チャヌク、侮りがたし。
 魔性の女とそれに魅入られ堕ちていく男。二人の依存関係を彼ならではの感性で描写しています。
ただ、彼の作品特有の尖んがった感じは、今回控え目になりましたね。
 あと、「魔性の女」役のキム・オクビンの存在感が凄い。この監督、女優のネガティブな魅力を引き出すのが本当に上手い。ソン・ガンホは貧乏くじを引いたかなぁ。
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2010年03月13日

1月、2月の映画感想

1月と2月に観た映画は7本。その感想を。

『カールじいさんの空飛ぶ家』
 二回目の鑑賞なので、今回は感想は割愛します。

『キャピタリズム 〜マネーは踊る〜』  35点
監督自身が理解していない題材を作品にすると、ロクなものにならないという見本。
まぁ、マネーの世界を全て理解している人は誰もいない、というのも真理かもしれない。
それにしたってリサーチ不足。だから情緒的な方向に逃げている。マイケル・ムーアもこのまま錆びついてしまうのかなぁ…

『アバター』 65点
確かに映像は凄いです。
ただ、話の内容や展開がベタ過ぎて2時間超の上映時間に見合わない感じがします。
個人的には内容の薄さを映像でカバーしている印象を受けます。
また、私が眼鏡ユーザーなのかもしれませんが、3D映画の必要性を感じないんですよね。

今後、映像だけではなく、内容も問われてくるとは思うのですが、逆に内容が優れていれば、3D映像かどうかは重要でなくなってくると思うんですよね。「絶対3Dでないといけない不朽の名作」が出てくるか?、と考えると懐疑的にならざるを得ません。

『誰がため』 70点
ナチス占領下のレジスタンス活動を描いたデンマーク映画です。
レジスタンス活動というと、英雄的行為というイメージがありますが、この作品は、その崇高な志とはうらはらに情報を遮断され視野狭窄のまま、指導者の政敵暗殺に利用される組織の末端の悲哀が描かれていて、ある意味ショッキングです。
物語後半は、裏切りや密告に翻弄される日々を丁寧に描いています。
切ない秀作だと思います。

『カティンの森』  90点
捕虜虐殺という戦争犯罪はもちろん、言論統制の恐ろしさを痛感する作品です。
プロパガンダの為には自らの戦争犯罪ですら利用する。
遺族の感情を踏みにじるどころか利用すらする。
その結果として親族や旧友の絆を引き裂いてしまう。
国家とは何の為にあるのだろうか? と深く考えさせる作品です。

淡々と進むラストシーン、無音のエンドロール。
後から心にずっしりときます。
娯楽作品ではありません。しかし、観なければならない作品。私はそう思います。

『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』 70点
スウェーデンのベストセラー小説の映画化作品。
ジャンルとしては推理アクション映画になりますが、ハリウッドの同ジャンル作品と比べて、演出が少しバタ臭い感は否めません。
とは言え、未解決事件の謎を説き明かしていくくだりは、愉しくて堪らないものがありました。
あと、ヒロインのリスベット。今までにない強烈なヒロイン像で、この作品の魅力を倍増させています。ただ、好き嫌いは極端に分かれると思います。その意味では(万人受けする事が条件になる)ハリウッド映画でなくて良かったのかもしれません。

正直、続編は公開されないだろうなぁ、と思っていたのですが、公開決定との事。今から楽しみです。

『ゴールデンスランバー』 65点
第一印象は非常に贅沢なキャスティングという事。(岩松了なんか声だけ)
また、個々の俳優がいい味を出しているので安心して観る事が出来ます。
ただ、視点がそれぞれの登場人物というミクロな視点で構成されているので、事件の全体像は最後まで見えてきません。そういったハリウッド的展開を期待していた人は肩透かしに終わるかもしれません。

でも、私はこれで良かったと思います。好みだし。
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2008年10月12日

『バンテージ・ポイント』を観る(4/1)

【あらすじ】
 スペイン・サラマンカ、マヨール広場。シークレットサービスのトーマス・バーンズは、国際テロ対策の首脳会議に出席するアシュトン大統領の警護にあたっていた。
 ところが、大観衆を前に挨拶しようとした大統領に、一発の銃弾が―。

 バーンズと共に演壇上で護衛していた、シークレットサービスの同僚テイラー。
銃撃の一部始終を全世界にライブ中継していた、TVプロデューサーのレックス。
さらに、偶然にも狙撃犯を自分のビデオカメラに収めたと言う、アメリカ人旅行者のハワードなど‥‥。

 パニックに陥った広場で、鍵を握る目撃者8人。
しかし、職業も国籍も異なる彼らが、それぞれの地点・立場から見たものは、食い違っていた。
事件の裏に潜む真相を、たったひとりで追い詰めるバーンズ。
錯綜する策略の中、彼は真実に辿り着けるのか。
 そして、すべての視点(バンテージ・ポイント)の先に見えてくる、衝撃の結末とは―。
(オフィシャルサイトはこちら

【監督】ピート・トラヴィス
【出演】デニス・クエイド マシュー・フォックス フォレスト・ウィテカー ウィリアム・ハート


【評点】80点
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2008年08月28日

『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』を観る(8/15)

【あらすじ】
 いくつかの大戦を経て、つかの間の平和を手に入れた時代。
かりそめの平和を実感するために、人々は「ショーとしての戦争」を求めた、そんな時代。

 カンナミ・ユーイチは兎離州(ウリス)基地に配属される。ユーイチには、その基地に配属される以前の記憶がない。ユーイチが知っているのは、自分が大人にならない子供〜キルドレであることと、戦闘機の操縦の仕方だけ。初めて乗るはずの機体は何故か体になじみ、その優れた戦闘能力は、すぐにユーイチをエースパイロットの座へと押し上げた。

 そんなユーイチを熱いまなざしで見つめるひとりの女性、基地の司令官、クサナギ・スイト。まるでずっと、彼を待ち続けていたかのようなスイトの視線に戸惑いながらも、ユーイチはスイトに惹かれてゆく。

 一方、基地を取り巻く戦況は日増しに厳しくなっていった。同僚パイロット、ユダガワ・アイズの死。ユダガワを墜としたのは、機首に黒豹のマークが描かれた“ティーチャー”と呼ばれるパイロット。彼は絶対に勝てない敵として大空に君臨する「大人の男」だった。“ティーチャー”の名を聞くやいなや脱兎の如く反撃に向かい、怪我を負って帰還するスイト。傷ついたスイトが握りしめたユーイチの手。ふたりは互いに激しく求め合っていく‥‥
(オフィシャルサイトはこちら

【原作】森博嗣
【監督】押井守
【声の出演】菊地凛子 加瀬亮 谷原章介
       安藤麻吹 榊原良子 栗山千明

【評点】50点
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2008年08月04日

『ヒトラーの贋札』を観る(2/13)

【あらすじ】
 第二次世界大戦直後のモナコ。一流ホテルにみずぼらしいスーツの男が入ってくる。手には札束の詰まったスーツケース、腕には強制収容所の囚人番号の刺青。

 1936年、サロモン・ソロヴィッチ(サリー)は秀でた芸術的才能を利用し、パスポートや紙幣などあらゆる偽造を行う贋作師だ。捕まらない為、同じ場所に長く滞在はしない彼だが、女の色香に惑わされ出発を一日遅らせた為、犯罪捜査局の捜査官ヘルツォークに捕らえてしまう。

 サリーはマウトハウゼン強制収容所に送られた。ここでは囚人達が次々と組織的に殺されていく。囚われているのは皆ユダヤ人だった。ナチスによるホロコーストが始まっていたのである。
地獄のような日々の中、息抜きに描いたスケッチがナチス親衛隊の隊長に気に入られ、サリーは彼らの肖像画やプロパガンダの壁画を描く事で生き延びるが、ある日ザクセンハウゼン強制収容所への移送が言い渡される。死を覚悟した彼を待っていたのは、彼を捕らえたヘルツォークだった。

 ヘルツォークは「ベルンハルト作戦」の指揮官となっていた。「ベルンハルト作戦」とは贋ポンド紙幣を大量に流通させイギリス経済を混乱に陥れるという極秘作戦である。サリーは卓越した偽造の腕を見込まれ移送されてきたのだった‥‥
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【監督】ステファン・ルツォヴィッキー
【出演】カール・マルコヴィクス アウグスト・ディール
    デーヴィト・シュトリーゾフ


【評点】80点
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2008年07月20日

『ユゴ 大統領有故』を観る(1/21)

【あらすじ】
 1979年、軍人出身の大統領独裁下の韓国。
大統領には三人の腹心の部下がいた。

 軍をも掌握しかねない傲慢不遜のチャ大統領警護室長
 政界では隠然たる勢力を持ちながらも調整力のないヤン大統領秘書室長
 肝臓の病気と慢性的な疲労に苦しんでいるキム韓国中央情報部(KCIA)部長

 大統領の忠誠心争いを繰り広げる三人のパワーゲームは、この頃既に発火点を超えていたのである。

 10月26日。キム部長は大統領から、今夜“大行事”−大統領と腹心の部下による晩餐会−を開きたいという知らせを受ける。
キム部長は部下のミン大佐とチュ課長に接待の女性を二人用意する指令とは別に、軍参謀総長も夕食に招待する事を命じる。場所は大行事が開かれる宮井洞。
参謀総長を味方に引き込めば、大規模なクーデターも可能だ。キム部長は大統領の暗殺を考えていた‥‥。
(オフィシャルサイトはこちら

【監督】イム・サンス
【出演】ハン・ソッキュ ペク・ユンシク ソン・ジェホ
    キム・ウンス チョン・ウォンジュン クォン・ビョンギル


【評点】40点
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2008年06月26日

『フライボーイズ』を観る(2007/11/29)

【あらすじ】
 1916年、戦局が激化する第一次世界大戦に対しアメリカが中立の立場をとっていた時期、テキサスの若者ローリングスは、実家の900エーカーの農場を差し押さえられてしまい、州外への退去を余儀なくされる。
彼の選んだ新天地はフランスだった。映画館で上映されたニュース映画でパイロット達の活躍を知り、そこに自分の未来があると感じたのだ。
フランスのラファイエット戦闘機隊に所属したローリングスは、同じくアメリカからやって来た仲間達と出会う。

軍役を果たす家族の伝統を守ろうとするジェンセン。
権力者の父へのコンプレックスを抱くロウリー。
アフリカ系アメリカ人である自分を差別しないフランスへの忠誠を尽くそうとする元プロボクサーのスキナー。
生意気で独りよがりの態度を取るビーグル。

 彼らは皆、パイロットとしては全くの素人だった。司令官のセノール大佐は、彼らが初歩的なフランス語すら学んできていないことに呆れながらも、暖かく隊に迎え入れる。一方、新米パイロットが戦場で3〜6週間しか生きられないことを知っている先輩パイロットのキャシディは、彼らに冷めた態度で接する。
兵舎代わりのシャトーに身を落ち着かせたローリングス達は、さっそくパイロットとしての訓練を受ける。
複葉機の基本的な操縦技術、機銃の撃ち方、空での戦術、そうした訓練の日々のさなか、ローリングスは不時着事故を起こしてしまう。
彼を助け介抱したのは、近くの家でひっそりと暮らす若いフランス人女性ルシエンヌだった。その美しさに魅了されたローリングスは、英語を理解出来ない彼女に自分の想いを懸命に伝えようとする。

 そして、ついにローリングス達に初陣の日が訪れる。勇んで基地を発つ彼らだったが、質、量共に勝るドイツ軍の編隊は想像をはるかに超える強さで、ローリングスらには為す術がなかった。しかし、仲間の死を乗り越え、心身共に成長を遂げつつある彼らは2度目の出陣で初めて敵を撃墜。
彼らはパイロットとして着実に戦力となっていった。
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【監督】トニー・ビル
【出演】ジェームズ・フランコ ジャン・レノ
    マーティン・ヘンダーソン ジェニファー・デッカー

【評点】85点
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2008年06月11日

『やじきた道中 てれすこ』を観る(2007/11/22)

【あらすじ】
 太平の時世、大坂で「てれすこ」なる謎の生き物が見つかって大騒ぎになっていた頃。品川にある遊郭「島崎」の花魁・お喜乃は、彼女にぞっこんの新粉細工職人・弥次さんこと弥次郎兵衛に言い寄り、足抜けの画策をしていた。惚れた女の頼みとあっては、と弥次さんが大ハリキリで部屋を出ると、なんと首をくくろうとしている男が!?
 その男は売れない歌舞伎役者の喜多さんこと喜多八。弥次さんと幼なじみの彼は、初の大役を得た晴れ舞台で大失態をさらし、自害しようとしていたところだったのだ。弥次さんと再会した喜多さんは自害を思い止まり、彼らの脱走を手伝うことに。そして、3人寄れば文殊の知恵とばかり、お喜乃の足抜けを導くことに成功する。
 そもそもはお喜乃が、病床に伏す父親に会いたいがために企てたのだが、当のお喜乃は余裕の顔。一方、そんな彼女に不信感をみじんも抱かずに楽しく旅を続ける弥次さん喜多さん。
珍道中の末に、一行は箱根に到着するが‥‥。
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【監督】平山秀幸
【出演】中村勘三郎 柄本明 小泉今日子

【評点】75点
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2008年06月05日

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』を観る(5/14)

【あらすじ】
 一攫千金を夢見る山師ダニエル・プレインヴューは、一匹狼の鉱山労働者として鉱山や石油の採掘を行っている。

 ある日、ある青年から「故郷の牧場の地下に石油が眠っている」との情報を手に入れた彼は、息子H.W.と仕事のパートナーとしてフレッチャーを伴い、アメリカ西部の集落リトル・ボストンへ赴く。作物は育たず、娯楽にも乏しく、砂塵が舞い、見渡す限りの荒野が続くこの集落に現れたプレインヴューは、安価に土地を買い占めていく。手に入れた砂漠に、木製の油井やぐらを建造し採掘を始めた彼は、見事に石油を掘り当て、莫大な財産を手中におさめ、辺境の地に繁栄をもたらしていく。

 一方、その地に暮らすイーライ・サンデーは、狂信的とも言える聖霊派教会の若き牧師。土地を売る時に約束していた自らの教会への約束を守らないばかりか、(彼にとって)不信心な態度をとり続けるプレインヴューを、疎ましく思っている。しかし、彼もまた石油のもたらすであろう富を自らの野心の為に利用しようとしている一人だった‥‥
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【原作】アプトン・シンクレア
【監督】ポール・トーマス・アンダーソン
【出演】
  
 ダニエル・デイ=ルイス

 ポール・ダノ ディロン・フレイジャー

【評点】90点
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